« さぼり気味。 | メイン | 11月。 »

2003年10月26日

いろいろと。

色々と書くことはたまっているのに、雑記の更新頻度は結局こうなるのかあ、
などと一人頷く今日この頃(こら。
そういえば、Blogの運営も三日坊主が多いとの記事がありましたね(しみじみ。

・リンク。
秋月さんがご開設なされた「(略)ちょっとお時間ありますか」さんに、こっそりリンク。
リンクが遅れたのは、ひとえにご開設祝いが遅れていたからだったりします(汗。
ということで遅ればせながら、秋月さん、サイト開設おめでとうございます〜。
なにやら水面下でいろいろと動いておられるようなので、非常にたのしみだったりします(笑。

・Fate体験版。
なんだかんだで結局プレイしました。Fate体験版。

……いやあ、もう。この人達は期待を裏切らないなあ、と確信させてくれました。
とにかく、未プレイの方は是非に。
凛はともかく、アーチャーがここまで良いとは思ってませんでした(笑。

気付くと月姫研究室さんが既にFate用語集を作成されていてビックリ。
またSSを書くときにお世話になるんだろうなあと、はやくも感謝していたりします。

そう言えば、ふと主人公が弓の名手であることと、凛のサーバントがアーチャーであることには
何か意味があるのかな、などと思ったり。
たしか、サーバントの再契約はできる、と以前に雑誌の記事で見た記憶があるのですが、
だったら、凛のために、アーチャーと士郎が、一時契約するなんて展開はあるのだろうか、
などと妄想してみたり。

<妄想開始>
こみ上げてきた血にむせびながら、俺が口にした提案。

その言葉に、一瞬だけ、言葉を失った朱い鎧のサーバントは、
俺と同じく、血まみれの顔で、ひどく楽しげな笑みをその口元に浮かべる。

「よかろう、シロウ───いや、マスター」
その笑みを浮かべたまま、震える膝を押し殺して、こいつは俺に一礼して見せた。
ついさっきまでならまでなら、きっとカンに障ったであろうそんな振る舞いが、
今は不思議と不快ではなかった。

───そう、今はそんなことを思考する時間さえ希少だ。

「……俺のことを、認めるんだな」
「ああ、不本意きわまりないね」
「───それは、お互い様だろう」
「違いない」
くく、と、一度、満身創痍のくせに、声を漏して笑ったアーチャーは、
それを最後に、その顔に張り付いていた笑みを、消した。

「よかろう、シロウ───いや、マスター」
おそらくは意図的に繰り返された、先ほどと全く同じ言葉には、
先ほどと全く違う響きに、揺れていた。

「魔術師としての君は、あまりにも穴だらけだが、
 射手としての才は稀代だ。ならばこそ君の魂と精神は───」
覚悟をその声に乗せ、意志をその瞳に込めたサーバントは、
俺の瞳を見つめて、ゆっくりと噛みしめるように、告げた。

「───君のその命こそ、この私の『矢』として相応しい」

そう告げた後、一拍の間をおいて、サーバントは俺に向かって傅く。

アーチャーのサーバント。
俺にとってのサーバントはセイバーだけであるように、
彼にとってのマスターは遠坂凛ただ一人であるはずだ。

だが───。

「───命令を。マスター」
君の最後の令呪を、と。
俺を見上げる朱の騎士の瞳が告げる。

───ああ、わかってる。覚悟なんてとっくにできているんだ。

ここにいるのは満身創痍の魔術師と、満身創痍の精霊。
だから、唯一の奇跡へと至らせるためには、多少の無茶は必要だろう。

「アーチャー。俺がお前に命じるのは、ただ一つだ」
立ち上がり、傅く朱い騎士の銀髪を眼下に契約の言葉を告げる。

令呪。
サーバントに対する三つの絶対命令権のうち、俺に残されたのはこれが最後だ。
故に、失敗は許さない。

「失敗は、許さない。いいな」
「無論だ、マスター」

朱い光を放つ令呪へと発動式を駆動するおれの耳に、
遠く響く、アーチャーの声は、なぜか、昂然と。

「今宵、この刻、この場所において。
 ただ一度きり、わたしは最強のサーバントとなり、故に、あなたは最強のマスターとなる」

───そして、ひどく、誇らしげに、響いた。

</妄想終了>
……うーん、ないかな。こんな展開は(笑。

投稿者 sukei : 2003年10月26日 23:32

コメント

コメントしてください




保存しますか?